レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユーゴー)
今週のお題「プレゼントしたい本」
僕の住んでいる地域にも台風16号がやってきていて今も家のガラス戸を叩いてる。土仕事をしていて汚れていたベランダが綺麗になるかも。
さて、そんな悪天候の日のお供におすすめする小説は「Les Miserables」。言わずと知れたフランス文学の名著。読んだことがなくても名前は聞いたことがあるという方もいるのではないだろうか。
それもそのはずでこの作品はミュージカルとしてブロードウェイなどで公演されているほか、ヒュー・ジャックマンやアン・ハサウェイなどのハリウッドのビッグネーム達が歌も含め演じ、映画化もされている。もちろんDVDもレンタルされている。
内容は、罪人の一生をかけた贖罪、赦し。母の愛と人生の過酷。若者の友情、恋愛、死。
色々な要素が詰め込まれている。それは決して雑多に押し込まれているものではなくて、整然と仕舞いこまれている要素である。
この作品、出版社の違いもあるが文庫にして7冊はある超大作。さらに外国の本ということもあり固有名詞はことごとくカタカナ。それに、意味があることなのだけど脱線というか、よく話が横道に逸れるのだ。これでは途中でリタイアしてしまってもおかしくはない。
そこで角川文庫のものをぜひ読んで欲しい。ストーリーの大筋やメッセージを失わせることなく上下巻に濃縮されている。
DVDを見たところ、こちらも完成度が高くて情感たっぷりに歌い上げられ、紡がれていくストーリーはきっとあなたの琴線をも震わせるだろう。